秋の味覚の代表格、さつまいも。
美味しいだけではなく、その美容効果も注目されています。
特に皮の部分にその秘密が・・・
今回は、さつまいもの皮の美容効果、栄養成分と最も簡単に美味しく食べる方法について、お伝えしていきます。
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さつまいもは皮に美容効果がある?
野菜を食べるとき、「皮は捨てる? 皮も食べる?」と、悩んでしまうことがあると思います。
苦い、硬いなどの理由で皮を捨てる野菜もありますが、さつまいもは、ぜひ皮ごと食べましょう。
実は、さつまいもの皮には、アンチエイジングや美肌に関心のある人には見逃せない、美容効果があるのです。
ポリフェノール
さつまいもの皮には、ポリフェノールの一種である、アントシアニンが豊富に含まれています。
ポリフェノールは、抗酸化作用が強いことで有名ですね。
私たちの体は、酸素を取り入れてエネルギーを作りますが、そのときに「活性酸素」と呼ばれる物質もできます。
活性酸素は、血管などを傷つけたりして体をサビさせる(老化させる)作用があります。
この活性酸素による体の老化を防ぐことを、抗酸化作用と呼んでいます。
つまり、さつまいもの皮には、アンチエイジングには欠かせない、抗酸化作用があるポリフェノールが含まれているのです。
ビタミンC
さつまいもの皮にはビタミンCも多く含まれています。
その含有量は、なんと、リンゴの10倍とのこと。
ビタミンCは、健康な肌をつくるために必要なコラーゲンの生成をサポートするので、美肌に繋がる作用があると言われています。
ポリフェノールと同じく、抗酸化作用もあるそうです。
また、ビタミンCは通常、熱によって壊れやすいのですが、
さつまいもの場合は、主成分であるでんぶんの作用によって、ビタミンCが加熱しても壊れにくい状態になります。
加熱調理をしても、しっかりとビタミンCが摂取できるのは、嬉しいポイントですね。
さつまいもの皮の栄養は他にもある
さつまいもの皮には、その他にも、カルシウムが豊富に含まれています。
カルシウムは骨を作るのに欠かせない成分ですね。
それだけでなく、高血圧や動脈硬化の予防にも良いと言われています。
皮も含めてさつまいもは、とても栄養価が高い野菜です。
それを表すのが、さつまいもは「準完全食品」とされているという事実。
健康のために必要な栄養素を豊富に含んだ食品を、「完全食」と言います。
そして、さつまいもは、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれていて、
脂肪とたんぱく質をプラスすれば完全食となるため、「準完全食品」となっているのです。
このことから、さつまいもは、「スーパーフード」とも呼ばれています。
さつまいもの皮を簡単に美味しく食べるには
さつまいもの皮を最も簡単に美味しく食べる方法として私はこのようにしています。
さつまいもを水で濡らしてそのままラップでくるんで電子レンジで3分から4分チンします。
このときのポイントは水分をふきとらずにラップでくるんでおくということです。
そして牛乳を少し飲みながら食べるのです。
皮がついていると食べにくいと私は思ったのですが、牛乳と一緒に食べていると美味しく食べやすくなりますのでこの方法が一番簡単で気にいっています。
牛乳からたんぱく質も摂取できますね。
牛乳が苦手でない方はお試しくださいませ。
まとめ
さつまいもは、美味しいだけではなく、美容に効果的な成分や、豊富な栄養を含んでいます。
皮にも多くの成分がありますから、この秋は、さつまいもを皮ごと食べましょう。
とはいえ、美容や健康には、バランスの良い食事が大切。
さつまいもばかりを食べすぎず、バランスよく取り入れていくのがおすすめです。