合皮のソファ。しばらく使っていると、劣化が進み、ボロボロと剥がれてきますよね。
見た目も美しくないですし、何より掃除が大変。
中でも摩擦や汚れの影響を受けやすい座面部分は、早く傷んできてしまいます。
傷がついたり、ボロボロと剥がれてきてしまったソファは、どのように補修やメンテナンスをすればよいのでしょうか。劣化や破れへの対策です。
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合皮ソファーのボロボロ剥がれ補修法4選!
ソファの劣化の状況により、様々な方法があります。
ご自身のソファの状況を見定めたうえ、より適切な補修方法を選んでみてくださいね。
補修シールを使う
◎部分的な破れ、割れ、傷向け
全体的な劣化ではなく、部分的に破れてしまったり、割れてしまったような場合は
補修シールを使うとよいでしょう。
破れたまま放置すると、そこからさらに劣化が進んでしまう場合があります。
色は、黒、焦げ茶、キャメル、オフホワイト、白、グレー、紺などがあります。
皮革用補修材を使う
◎部分的な傷、色がはげてきたような場合向け
皮革用の補修材を使う手段もあります。
たとえば、コロンブスのアドカラーやソフィールのレノベイティングカラーなど。
いずれも絵の具のように色合わせができますし、
柔軟な仕上がりなのでソファにも馴染みやすいです。
合皮を再生するわけではありませんので、
ぼろぼろと剥がれ落ちるような、劣化がかなり進んでいる場合には向きませんが
色がはげてきて下地が目立つような場合やひっかき傷など限定的な傷には有効な手段と言えます。
☆皮革用補修材を使ったソファの補修方法
① 濡らして固く絞ったタオルと乾いたタオルで汚れをふき取ります。素材によっては濡らしたタオルで拭くとシミになる場合があるので、目立たない部分で試すか乾いたタオルのみでふき取ります。
② 補修材同士を混ぜ合わせて、ソファの色に合わせます。少し薄めの色づくりを心掛けると周りの色にうまく馴染みます。ちょっとこってりとしたクリームなので、水を少量加えてもよいでしょう。
③ 傷の部分に補修材を塗り込みます。指に少量とり、指先でなじませてから小さくくるくると円を描きながらなじませていきます。布に少量とり布になじませてから同じように補修していってもよいと思いますが、指のほうがより繊細に作業できますので、特に小さな傷の場合は指先での補修をおすすめします。コツは補修材がいきなりべったりつかないように作業すること。指でも布でも、いったんなじませてから補修してみてください。
ソファーカバーで覆う
◎どんな状態でもOK
ソファーカバーで覆えば、合成皮革の弱点である水や油の汚れも避けられますし、
紫外線からも保護できます。
劣化が進むのを少しでも遅らせるには有効な手段と言えるでしょう。
夏場の汗でべたつく不快感を軽減することができますし
洗濯できるので清潔感を保つこともできます。
滑り落ち防止には
100均などで販売されている滑り止めシートを下に敷く、
立体的なカバーやストレッチ素材のカバーを選択する、
などで対処できます。
自宅にある生地や好みの生地を使って自作してもよいですね。
車両、ソファ、DIY用の合皮生地シールで覆う
◎全体的に劣化が進んでいる場合向け
車両やソファ向けの合皮生地シールという商品があります。
厚みは1mm、シール加工されていますので、扱いやすく貼りやすい。
10㎝刻みで販売されています。
色はホワイト、アイボリー、ベージュ、ブラウン、ブラックの5色展開。
ただし、平面のものを立体的に貼り付けるので
角や丸みのある部分は作業が難しくなりますが、
張り替え業者の方にお願いするよりもずっと安価ですので
検討の余地はあるでしょう。
できるだけ美しく貼るには
どのように貼るかシミュレーションした上で
生地の裏紙部分に切れ目を入れ、段階的に貼り付けるとよいでしょう。
たとえば座面部分であれば
ソファ座面に合わせて生地を切ったうえで、
座面の下の部分→座面中央部→座面奥側→座面左右と順に貼れるよう
生地の裏紙に切れ目をいれておきます。
合皮のソファーの劣化を防ぐ方法
そもそも合皮のソファの劣化を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
これ以上の劣化を防止するためのコツです。
水分や皮脂汚れは速やかに取り除く
水分や汚れはこまめに取り除きます。
乾拭きで十分ですので、汚れたらすぐに拭き取りましょう。
紫外線を避ける
紫外線も同じく合皮にダメージを与えます。
窓際などの設置場所は避けましょう。
どうしても窓際に置きたい場合は、
カバーやレースカーテンなどで出来るだけ紫外線から保護するようにします。
温度変化の激しい場所や湿度の高い場所に置かない
エアコンの冷気や暖房器具の熱気が当たる場所には置かないようにしましょう。
合皮は水分に弱い特性があるため、湿気が多い場所の設置も避けます。
まとめ
以上が、合皮のソファの修理方法・補修方法です。
合皮は本革よりも経年劣化しやすいので、傷や剥がれに悩みがちなアイテム。
上手に補修して、長く使えるといいですね。