雨でびしょ濡れになったスーツ。
困りますよね。
今回は雨でスーツが濡れた際の自宅へ帰るまでの臭い対策と応急処置や自宅での手入れ方法を詳しくご紹介します。
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濡れたスーツの臭い対策
自宅では洗いにくいスーツ。
雨にあたった後のもわっとした臭い・・・梅雨時期は臭いが気になりますよね。
もともと汗や皮脂などの汚れや、たばこや焼き肉の臭いなど臭い成分など
様々なものが付着しているところに、水に濡れ、ある程度の温度といった条件がそろってしまうと・・・急激に雑菌が繁殖してしまい、結果臭うことになるのです。
きちんと手入れして、梅雨時期を乗り切りましょう!
スチームアイロンをかける
生地によって設定温度が異なりますので、まずは裏地の取り扱表示を確認しましょう。
スチームアイロンの蒸気を吹きかけ、繊維に付着した臭いの成分を一緒に蒸発させます。
特に汗は、水溶性なので蒸気の水分で溶け出し、蒸気が飛ぶときに汗の成分を一緒に飛ばすことができます。
アイロンの熱により、生地に繁殖してしまった雑菌を殺菌する効果も期待でき、
においの防止もできますね。
たばこや汗の臭いはもちろん、食べ物の臭いなど、
どんな臭いにも効果的です。
バスルームに吊す
使った後蒸気でいっぱいになったバスルームに、ハンガーにかけたスーツを一晩吊しておきます。
バスルームの蒸気が、まるでスチームアイロンのような効果をもたらしてくれる訳です。
手間がいらず、忙しい方にぴったりですね。
扇風機かドライヤーをあてる
風をあてて、スーツに付いた臭いを水分と一緒に飛ばします。
もしスーツがあまり湿っていないようなら、霧吹きをかけてしばらくおきます。
与えられた水分に水溶性の汚れや臭いが移り、
風を当てることにより臭いの元を飛ばすことができます。
ドライヤーは冷風にセットし、20㎝ほど離れた場所からあててくださいね。
消臭スプレーをあてる
消臭スプレーでは、コマーシャルの効果もあり、一番有名なのは
ファブリーズでしょうか。
除菌効果もあり、雑菌繁殖で臭うスーツにはぴったりですね。
ポイントは、スーツの内側にも吹きかけることです。
汗や皮脂汚れは内側に付着しており、雑菌もそこで繁殖していると考えられるから。
手軽に吹きかけることもできますし、
雨の時だけでなく、日常的に試してみたいですね。
スプレーした後は、すぐにクローゼットにしまわず
風通しのよい場所に吊しておきましょう。
濡れたスーツの応急処置、手入れ方法
上記では、濡れたスーツの臭い対策をまとめましたが、
そもそもスーツが濡れてしまったそのときにできることは何なのでしょうか。
以下まとめてみますね。
乾いたタオルで水分を取る
まずは乾いたタオルで水気を拭き取っていきます。擦るとタオルの繊維が付着したり
生地が傷む原因になるので、軽く押さえるようにしましょう。
陰干しする
もしジャケットを脱げる状況なら、型崩れしないようハンガーにかけ、風通しのよい場所に吊します。
エアコンや扇風機の風があたる場所ならなお最適です。
自宅に戻っているような場合は、
ジャケットはハンガーにかけ、スラックスはパンツハンガーもしくはクリップハンガーでウエストを上にして吊します。
このとき木製のハンガーにバスタオルを着せるようにかけ、
その上からジャケットをかけると
ジャケットの内側の水分も吸い取ってくれるのでなおよいですね。
スラックスは裾の方が濡れているので、裾の水分を上げないためにもウエストを上にします。
直射日光の当たる場所は、シミになる場合もあるので避けてくださいね。
プレスとブラッシング
陰干しして乾燥したら、アイロンでプレスします。
スラックスに泥はねがある場合は、乾いてからブラッシングで
対処しましょう。
スラックスは、濡れているときは乾きやすいようウエストを上にしますがプレス後は裾を上にしてハンガーに吊すと、生地にハリが戻りますよ。
濡れるとわかっているときの対策
どうしても今日は濡れるとわかっている場合があると思います。
そんな場合の対策、まとめです。
はっ水スプレー
スーツによって使えるもの使えないものがありますが、
自宅で簡単にはっ水加工できるというのが
はっ水スプレーの最大の利点ですね。
はっ水スプレーには、フッ素系、シリコン系の2種類あり、
フッ素系は防汚性や通気性に優れていますが落ちやすく、
シリコン系は通気性が悪くなるもののはっ水効果が長持ちする特性があります。
濡れやすい場所にはシリコン系を使うなど
特徴をつかんで、使い分けてみてくださいね。
はっ水加工
梅雨時期に入る前に、クリーニング店ではっ水加工をお願いするというのもひとつの手段。
通常の料金に50%ほど料金を上乗せすることではっ水加工してもらえます。
外回りの営業の方や、はっ水スプレーの効果が長持ちしないという場合などにおすすめの方法です。
洗えるスーツを着る
そもそも最初から、濡れても大丈夫なスーツを用意しておき
雨の日にはそれを着るというのも一つの手段です。
ウォッシャブルスーツは、アオキやコナカでも取り扱いがあり、
手軽に洗えるのが利点です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
急な雨など、スーツがびしょ濡れになることを
どうしても避けられない場面もあるかと思います
そんな時のご参考になれば嬉しく思います。