秋から冬にかけて流行してくるマイコプラズマ肺炎。
子どもに多い病気ですね。
「あれ?咳がずいぶん出ているなぁ~。風邪かなぁ~」などと思っていると、まさか肺炎の仲間だとは思わずに子どもを過ごさせてしまうかもしれません。
今回はマイコプラズマ肺炎の登園登校の許可や大人にうつるか、妊婦への影響や子供の初期症状など知っておきたいことをお伝えします。
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マイコプラズマ肺炎の登園登校の許可は?
文部科学省の指針ではマイコプラズマ感染症とされ、「症状が改善し、全身状態の良い者は登校(園)可能
だが、手洗いを励行する」と記載されていますね。
つまりは、特に取り決めはないということになりますが、念のため登園、登校している保育園や幼稚園、学校に確認してみた方が良いですね。
重症化する病気ではないものの、無理はさせず、しっかりと休養してから登校園となります。
登校園時はお友達のことも考えて、マスクを着用するのも忘れずにしていきましょう!
マイコプラズマ肺炎は大人にもうつる?
これは下記に書きますように、一生の免疫が得られるわけではないので、大人でもかかります。
大人がかかるとどうなるか。
やはり子どもと同じく発熱、喉の痛み、体のだるさなどと、長く続く咳です。
家族でお子さんが感染してしまった場合などは、家の中でも予防対策をした方が良いでしょう。
予防法については後述しておりますのでご参考になさってくださいね。
マイコプラズマ肺炎の妊婦への影響は?
マイコプラズマ肺炎もRSウイルスと同じく、感染しても妊婦に影響はないと言われています。
でも妊婦の場合胎児への影響を考えて飲んではいけない薬も心配になりますね。
比較的弱い抗生物質の投与など妊婦に対して医師が判断してくれますので先ずは自己判断せずにかかりつけの病院などで相談するのがいいですね。
また咳が長引くと辛いですよね。
咳をするというのはとても体力を消耗したりします。
そんな点からも病院の診察を受けて、先生の指示に従って早めに治しましょうね。
マイコプラズマ肺炎の子供の初期症状は?
RSウイルスやノロウイルスと並んで、寒くなると流行してくるマイコプラズマ肺炎は小学生くらいの子どもがかかりやすい病気の1つです。
感染してから2~3週間が潜伏期間です。
初期症状としては発熱(37~39度)や体がだるく感じたりすること。
その後2~3日すると、今度は喉の痛み、鼻づまり・鼻水などと、特徴的な症状として「咳」です。
咳は痰が絡まないカラッとした咳です。
咳以外の症状は1週間程度で良くなっていきますが、咳だけは1ヶ月などと長く続く場合もあります。
乾いた咳が長く続くようなら病院を受診されることをお勧めします。
マイコプラズマ肺炎の原因は?
マイコプラズマ肺炎を引き起こすのは「肺炎マイコプラズマ」という菌です。
RSウイルスも呼吸器系に感染するウイルスですが、この菌も呼吸器に感染し、肺で増殖。
こうして肺炎を引き起こすのです。
マイコプラズマ肺炎の厄介なところは、初期では聴診器で胸の音を聞いてもわからない場合が多く、血液検査でも値に変化がなく、判断が難しい病気であることです。
レントゲンを撮ったとしても一般的な肺炎と区別するのが難しいと言われています。
確実なのは、抗体をチェックする方法を使って検査をしてもらうこと。
ちょっと時間はかかりますが、一番間違いがなさそうですね。
マイコプラズマ肺炎の感染経路は?
咳やくしゃみでウイルスが拡散されたことによってうつる飛沫感染とウイルスの付着している物を触ったことによる接触感染が主な感染経路です。
この辺りはRSウイルスと同じですね。
マイコプラズマ肺炎の菌は長く免疫として体内に維持することができないので、一度かかってもまたかかることがあります。
小学校のお子さんがいるご家庭では、特に学校での流行の兆しが出始めたら注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎の感染に対する予防法は?
予防接種などのワクチンはありません。
どんな病気でも同じですが、予防するには手洗い・うがい!
こまめにやりましょうね。
それとマスクです。
口はもちろん鼻まですっぽりと隠れる物を付けましょう。
人ごみを避けるというのも大事ですね。
そうそう、たくさん栄養を取って、たくさん眠って、菌に負けない体力を付けておくというのが実は一番大事なことかもしれないですよ~!
マイコプラズマ肺炎の治療方法は?
主な治療方法は抗生物質を飲んでゆっくり休むこと。
抗生物質には使用できる種類がいくつかありますが、最近では抗生物質の中で薬が効かない、つまり薬剤耐性菌も出てきているそうです。
先生と相談して、処方されたお薬を飲み切りましょう。
さいごに
マイコプラズマ肺炎にかかると症状が長引くこともありますので予防などに心がけて、かかった場合は早めに医療機関で受診して治療しておきたいですね。
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