家族にノロウイルスの感染者が出ると、家族間でうつってしまわないかしら?と心配になりますよね。ノロウイルスは感染力がとても強いため、二次感染を起こしやすいウイルスです。
今日はノロウイルスの二次感染を予防するための対策として、嘔吐物処理法や消毒液の作り方をお伝えしたいと思います。
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ノロウイルスの嘔吐物処理法
ノロウイルスに感染すると、ひどい下痢や嘔吐に見舞われます。この中にはノロウイルスがたくさん排出されていますので、片付ける方は注意が必要です。感染者の便や嘔吐した物に触れた手の洗い方が不十分のまま調理すると、食べ物を介して感染します。
トイレは間に合っても、特に感染者が子供の場合は家のいたるところでゲ~っと嘔吐されてしまう場合があるので、嘔吐物を処理する際は気を付けて下さいね。
ノロウイルスの嘔吐物処理動画を参考に後片付けをしてみて下さい。
[su_youtube url="https://youtu.be/dGbsHe9TmPI"]https://www.youtube.com/embed/e-aYbl9zT9M[/su_youtube]
嘔吐物処理で大切なのは、
嘔吐物を残さないよう できるだけ丁寧に拭きとる事。
ノロウイルスは、乾燥に強く乾燥しても長期間感染力を維持できます。乾燥してしまうと浮遊して空気感染を起こします。
85度以上で1分間加熱するとノロウイルスは死滅します。
家庭にある塩素系漂白剤で消毒液を作り消毒するのも有効です。
※下記に消毒液の作り方を載せてありますので、参考にして下さい。
ノロウイルスの嘔吐物処理 布団はどうする?
すぐに洗えない布団に嘔吐されてしまった時は、どうすればよいのか迷いますよね。応急処置としては以下の方法が有効です。
- 出来るだけペーパータオルなどで嘔吐物を拭き取ります。
- ノロウイルスは熱に弱いのでスチームアイロンを使い85度以上の熱に1分間あてます。
※この際、布に直接アイロンを付けずに浮かせてスチームをあてます。
後は、天気の良い日に布団を干し布団乾燥機に入れましょう。
ノロウイルスの嘔吐物処理 衣類の洗濯方法は?
嘔吐物や便などで汚れた衣類も感染源になります。洗濯機で他の衣類と一緒に洗うと、他の衣類にウイルスが付着したり、洗濯槽内にもノロウイルスが付着します。
汚れた衣類は、マスクと手袋をした上でバケツに入れ まず水洗いをします。ノロウイルスの消毒に有効な家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムを含む台所用洗剤)を0.02%に薄めた消毒液で30分 浸け置きするなどして消毒をします。
ですが、家庭用の塩素系漂白剤と言えばキッチンハイターのようなもの。色柄物の衣服は色落ちの心配がありますよね。
85度以上のお湯で、1分間以上衣類を浸け置きする、熱水洗濯するというのも効果があります。
ノロウイルスの予防 食器は?
ノロウイルスに感染した家族が使った食器も良く洗った後、塩素系消毒液に浸けておいた方が安心です。また、加熱できるものについては、熱湯消毒をしましょう。
ノロウイルスの予防 お風呂は?
嘔吐や下痢で汚れてしまうとお風呂に入れたくなりますが、ここでも注意する点があります。
そして、やはり最後は塩素系消毒液を使い、バスタブやお風呂場を消毒します。
ノロウイルス予防の消毒液の作り方
一般的に家庭で使っている次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。通常売られているのは5~6%の濃度です。使う目的にあわせて薄めて使用します。
[su_label]5%の塩素濃度の漂白剤を使って作る場合[/su_label]
例)水5リットルに対しキャップ1杯(約20ml)
例)水2リットルに対しキャップ2杯(約40ml)
キャップは、塩素系漂白剤のものを使用してください。
ありとあらゆるところにノロウイルスが付着している可能性があるので、作った消毒液で拭くことが二次感染の予防にもつながります。
塩素系の漂白剤で作った消毒液で拭いても大丈夫な素材かどうかはよく確認して下さいね。
ノロウイルスの消毒には、基本的に次亜塩素酸ナトリウムを含んだ消毒液が有効ですが、最近の研究ではアルコール消毒(二度拭き)も効果があることが分かっています。ドアノブなど金属部分、便座などのプラスチックの消毒には、素材を劣化させないためにもアルコールでの消毒がおすすめです。
あとがき
何だか。。。。ノロウイルスに罹ると消毒、消毒で、バイキン扱いをしているようで申し訳ないのですが(^^;)看病する側は本当に大変です。これ以上、家族間で感染者を出さないように徹底して予防をしてくださいね。