健康

月経の量が増えた!原因は子宮筋腫や子宮腺筋症?【体験談】

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最近、月経がひどくなった気がする。
量も多いし、長引くし。

でもこんなこと、
人には相談できない…

そんな悩みを抱えている女性、
意外と多いのではないでしょうか。

今回は私の体験談をご参考になればと
思って書いてみます。

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月経の量が増えた!原因は子宮筋腫や子宮腺筋症?

特に更年期近くになると
ホルモンバランスの乱れから
月経量が増えたり
周期が乱れたりすることがあります。

けれど実は
過多月経の原因で一番多いのが
子宮筋腫や子宮腺筋症。

中でも子宮筋腫は
40才の女性なら
4人に1人は抱えているとか。

もしかしたらあなたの症状も
そのせいかもしれません。

良性の腫瘍が子宮にできる
子宮筋腫という病気。

大きさや場所によっては
症状が出ないことも多く、

自覚症状のないまま
長年過ごしてしまうことも
少なくありません。

筋腫が大きくなり
つらい症状が出てはじめて
気がつく人も多いのです。

主な症状は、
過多月経や不正出血、ひどい月経痛。
貧血が進んだせいで、
動悸や息切れがすることも。

また、
大きくなった子宮に圧迫されて
下腹部や腰の痛み、
頻尿、便秘になることもあります。

私の場合、
自分の体の異変に気が付いたのは
ちょうど40才の時でした。

月経の量が増え
ひどいときには仕事中でも30分おきに
トイレに駆け込まねばならず、

おまけにダラダラと2週間も
出血が続くようになりました。

また普段からすぐ息が切れ、
ひどく疲れやすくなっていました。

この病気の厄介なところは
人と比べられないということです。

あれ?
おかしい?

そう感じても、
自分の出血量が正常かどうかなど
確かめようがありません。

厳密に言うと
使用前使用後の
生理用品の重さを比べるという方法が
あるにはあるのですが、
実行するにはけっこう勇気がいります。

また、
婦人科の診察自体に抵抗がある人も
多いでしょう。

かくいう私も、
何かおかしいと感じながらも

ちょっと疲れているだけだとか
更年期にさしかかって
ホルモンバランスが崩れてるせいだと
自分自身に言い聞かせ、

病院に行くのを
先延ばしにしていたのです。

しかしだんだんと
仕事にも支障が出るようになったため、
ある日
意を決して病院に足を向けました。

検査の結果は、子宮筋腫。

大きさは2㎝ほどで、
決して大きくはなかったのですが、
貧血がだいぶ進んでおり、

女性なら12.1~14.6g/dLが正常値の
ヘモグロビン量が、
9を下回っていました。

この病気は
大きさよりもできる場所によって、
症状の出方が違ってきます。

一番強い症状が出やすいのが
粘膜下筋腫といって、
子宮内膜にでき、
内側に向かって大きくなるタイプ。

子宮筋腫全体の1割ほどですが、
小さいうちから強い症状が出やすく、
不妊や早産の原因にもなります。

私の場合、
それより症状が出にくいとされる
筋層内筋腫だったのですが、

2cmという大きさの割には
出血が多かったようです。

すぐに鉄剤が処方され
数か月間の服用で
貧血自体は改善されたのですが

生理のつらさは変わらなかったため
低用量のピルを
服用することにしました。

ピルで筋腫の治療はできませんが、
生理痛や過多月経は緩和されます。

そうして数年間
定期的に検査を受けながら
経過観察を続けていました。

しかし44才の時点で筋腫は6cm、
ヘモグロビン量は8という値。

子宮筋腫は
女性ホルモンの影響を受けて
成長すると言われており、
閉経後は小さくなってしまうため
年齢によっては
逃げ切ることも可能です。

しかし44才ではそれも難しく、
また出産も望んでいなかったため、
子宮の全摘手術を
受けることにしました。

すでに子供もいましたし
これ以上つらい症状に耐え続けても
意味がないと思ったのです。

とはいっても、取るのは子宮。
術後に喪失感に悩む女性も
少なくないと聞いて
心配もしていました。

が、幸い私の場合
そういったこともなく、
貧血も改善され、
生理のつらさや煩わしさからも
ようやく解放されて、
元気な日常生活を
取り戻すことができました。

この病気の難しいところは
すぐに命に関わる病気でないために
症状やおかれた状況、年齢によって
さまざまな選択肢があることです。

症状が強い場合には、
手術をするのか、しないのか。

同じ手術をするにしても、
私のような全摘でなく
部分摘出という選択もあります。

その場合、妊娠の可能性は残せますが、
かなりの割合で再発のリスクがあります。

また、手術をしない場合には
どうやって症状を抑えるか。
ホルモン療法で
筋腫を小さくする方法もありますが
強い副作用が伴います。

私のように低用量ピルで
症状を抑えることもできますが
決して根治療法ではありません。

また、女性特有の病気であるために
職場や家庭で理解を得にくかったり
という葛藤も抱えがちです。

今後どういう生活を送りたいのか。
周囲のサポート体制はどうか。

患者自身がそれらを踏まえて
治療方針を選ばなければならないのが
この病気の難しいところ。

おわりに

忙しさに紛れて
ついつい自分のことを
後回しにしてしまいがちなこの年代。

もしかしたらこの病気が
今後の生き方をじっくり考えてみる
いい機会になるのかもしれません。

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