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おたふく風邪子供の症状は?合併症と対処法や飲食の工夫!

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お子さんが急に耳の後ろの痛みを訴え、発熱している!
おたふく風邪では・・?と思われているお母さん。
焦ってしまいますよね。
そんな時ほど、おたふく風邪とはどのような症状なのか?
合併症を引き起こさないためにどのように対処すれば良いのか?
しっかり理解しておくことが大切なのです。
今回は、症状や合併症にならないための対処法を分かりやすくお伝えしていきます。

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おたふく風邪子供の症状は?どれくらい続くの?

おたふく風邪は冬~春にかけて、幼稚園・保育園・小学校で流行る感染症です。
一度かかれば免疫が出来て、二度とかかることはありません。

飛沫感染・接触が原因となり
「ムンプスウイルス」というウイルスが耳下腺~顎下腺に感染するためです。

では、どのような症状が起こるのでしょうか?

おたふく風邪の症状は以下のようなものです。

・38℃前後の発熱

・頭痛

・耳の後ろ~顎の下の痛み

・耳の後ろ~顎の下の腫れ

・痛みでご飯があまり食べられず、食欲が落ちる

・元気がなくぐったりしている

約7割の子がこのような症状を起こします。
3割程の確率で、発熱や腫れがないケースもあり
風邪や歯痛のような症状のみ(不顕性感染)の場合もあります。

そのいった場合、おたふく風邪だと気づくのが遅れてしまうことがありますが
発熱を伴う顔周りの痛みを訴えていたら、おたふく風邪を疑うようにしてください。

3~4日発熱が続き、1週間程で腫れが続きます。
ウイルス感染の可能性が非常に高い為、1~10日は登園や登校を禁止しなければなりません。

激しい頭痛・嘔吐・痙攣・高熱が続くと合併症の恐れが出てきます。
どのような合併症が起こる可能性があるのかお伝えしていきます。

おたふく風邪子供の合併症とは?

おたふく風邪が長引き、悪化してしまうと以下のような合併症の恐れが出てきます。

無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)

 
おたふく風邪の合併症で最も多い症状です。
首が固くなったり、頭痛、嘔吐などの症状が現れます。
10日ほどで回復するものばかりで、軽度の合併症と言われていますが
稀に、痙攣なども起こるので注意が必要です。

難聴(なんちょう)

約2万人に1人の確率で片方の耳に後遺症が残ることがあります。
(ごく稀に、両方の耳に起こることもあります。)
難聴は子供に多くみられる症状で、3~7日目に突然のめまい、耳鳴り、
嘔吐やふらつきと共に引き起ってしまいます。

睾丸炎(こうがんえん)

思春期を過ぎた男の子がおたふく風邪にかかってしまった場合に
20~30%の確率で、睾丸(精巣)が急に赤く腫れあがり
激しい痛みに襲われてしまう症状です。
小さいお子さんが引き起こす可能性は極めて低いですので、
あまり心配はいりません。

卵巣炎(らんそうえん)

成人した女性の7%近くの方がおたふく風邪の合併症として卵巣炎にかかってしまいます。
下腹部の痛み、吐き気、発熱、不正出血などの症状が現れます。
こちらも小さいお子さんが引き起こす可能性はほとんどありません。

その他にも、腎炎、心筋炎、多発性関節炎などの
合併症が報告されていますので、
おたふく風邪を悪化させないために、早めの治療と適切な対処を行ってください。

おたふく風邪に子供がかかってしまった時の対処法・治療法や飲食の工夫は?

おたふく風邪かな?と感じたら、速やかに小児科もしくは耳鼻科を受診してください。
おたふく風邪の場合、耳鼻科でも診断してくれます。
合併症として難聴の恐れもありますし、専門的に耳鼻科で診てもらうのも良いと思います。

もちろん、小児科でもしっかり受診をしてくれます。
医師は耳の後ろを触れば、おたふく風邪にかかっているのかが分かります。
万が一、触っただけで判断できない場合は 血液検査(採血)を行います。

残念ながら、ムンプスウイルスを治すお薬はありません。
解熱剤や鎮痛剤を使って「症状を和らげる」という治療になります。

自宅での対処法

とにかく安静に

体力低下すると免疫力が下がり、
合併症を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
とにかく安静にすることが大切です。

硬いもの、刺激物はNG

耳の下~顎の下にかけて痛みがあるため、食事することが困難になります。
硬いものや酸っぱい・辛いものは避けて
柔らかいもので薄味のものを食べさせてあげて下さい。
おかゆ・柔らかめのうどん・スープがオススメです。

温度にも注意が必要です。
熱いものは痛みや腫れを悪化させてしまいます。
ぬるめを意識するようにしてください。

飲み物を飲む際は、ストローを使うと口を大きく開けなくていいので
オススメです。

脱水症にはならないようにしっかり水分補給をしてあげてくださいね。

痛み・腫れは冷やす!

痛みや腫れは冷やすことが良いでしょう。
冷湿布や保冷剤、冷えピタなどを痛みや腫れのある部分に当てると
痛みや腫れがマシになります。

保冷剤は硬いので、分厚めのハンドタオルや
柔らかい保冷剤(最近では薬局や100均などで販売しています)を
使う方が良いでしょう。

家族内での感染予防

ムンプスウイルスは感染力が強い為、家族内での感染予防が必要です。
人生のうちで1度しかかからないと言われている病気ですが
かかったことがあるからと安心せずに、しっかり予防をしてください。

・マスク着用
・こまめに換気をする
・手洗い、うがいを徹底する

など、しっかり感染予防をしてくださいね。

おわりに・・

秋から冬にかけて流行るおたふく風邪。
感染してしまった時は、
合併症を引き起こさないためにも落ち着いて、適切な対処をしてあげてくださいね。
あなたのお子さまが1日でも早く元気な姿に戻りますようにと願っています。

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