最近はどのお宅にも一台はあるであろう加湿器。
空気清浄や暖房と一体型になっているものも人気ですよね(^^)/
うちの家族は乾燥が苦手なので、加湿空気清浄機は3台あります。
乾燥する季節は常にフル稼働している状態なんですが、
いつも気になるのが雑巾のようなあのにおい…。
普通にフィルターを掃除するだけじゃ取り切れないんですよね。
それが嫌で加湿機能を使っていないというご家庭も多いんです。
今回は加湿器のいやなにおいの原因について調べてみました。
目次:知りたい箇所へジャンプできます。
加湿器のにおいが酸っぱい…原因を追及!
原因はモラクセラ菌のフンだった
加湿器の吹き出し部分からにおいがするのは、
加湿器内にたまって広がったカビや雑菌の繁殖が原因なんです。
とくに、あの嫌な酸っぱい雑巾臭を放つ原因となるのが
≪モラクセラ菌≫という菌の繁殖によるもの。
モラクセラ菌は、もともと人の体や服の中にもいる一般的な菌です。
この菌自体に臭いがあるわけではありません。
ですが…モラクセラ菌が排出するフン、これにあの独特なにおいが(*_*;
モラクセラ菌が増殖し、大量のフンをすることで臭いがつよくなります。
実は部屋干し臭と同じ原因だった!
実はこのモラクセラ菌、部屋干しの時のいや~な臭いの元と同じ。
このモラクセラ菌は湿った環境を好むために、
加湿器内のフィルターや生乾きの衣類などに住み着き繁殖します。
部屋干し臭を取るのに空気清浄機は効果的なのに、
それに付属した加湿器がやられるなんて…本末転倒ですね(/_;)
モラクセラ菌は乾燥や紫外線ではなくならない
においの元になるモラクセラ菌は、
乾燥させたり日光に当てるだけでは死滅しません。
特に加湿器のフィルターは常に湿っている状態にあるために、
どんどんと菌が増えていく一方なんですね…。
モラクセラ菌は熱湯で死滅する…だけど。
モラクセラ菌を殺菌するためには熱湯が効果的。
沸騰した熱湯に1分間つけるとほぼすべての菌が死滅するそうです!
衣類やタオルなどは煮洗いするとよいですが、
加湿器のフィルターなどは変形の恐れもあるので怖いですね(*_*;
加湿器の手入れはクエン酸がおすすめ!そのわけは?
メーカーが推薦する方法は?
加湿器のフィルターの嫌なにおいを取るために、
加湿空気清浄機のマニュアルに良く書いてある方法は2つ。
・重曹を使ってつけ置き
・クエン酸を使ってのつけ置き
ですが、重曹は洗浄力はあっても殺菌力はイマイチ。
重曹を使ってつけ置きをするとカビや汚れを浮かせることはできますが、
モラクセラ菌そのものを殺菌する効果は少ないんです(/_;)
クエン酸を使ったつけ置き方法がおすすめ
加湿器のフィルターに、白く固まってしまったアルカリ性の汚れには、
酸性であるクエン酸を使った洗浄が効果的!
そのアルカリ性の汚れにモラクセラ菌が付着していることが多いので、
それを取り除くことでにおいのもとから取り除くことができるんです!
より効果的なつけ置き方法とは?
私が一番おすすめしたい方法が、
クエン酸のつけ置きと熱湯つけ置きを同時に行う方法です!
クエン酸と熱湯のダブルパンチで、
モラクセラ菌の嫌なにおいを完全に取り除くことができます。
クエン酸と熱湯を使った殺菌方法を詳しくまとめてあるので
こちらもぜひご覧になってくださいね。(リンク)
まとめ
加湿器のフィルターの嫌なにおいの原因は菌のフンでした。
それも部屋干し臭の原因となる菌と同じだった事に驚きです(^^;)
乾燥や日光消毒が効果がない事も、
あのいや~な匂いがなかなか消えない原因の一つですね。
そんなモラクセラ菌に効果的なのが熱湯消毒とクエン酸洗浄です。
この二つをうまく利用して、頻繁にお手入れをすることで
モラクセラ菌の発生を防ぎにおいを予防することにつながります。
せっかくの加湿器、においも汚れもすっきり落とせば
お部屋の空気もすっきりして気持ちがいいですね(^^♪