気づくと常に自分の手足が冷たくてつらい…。
そんな経験をお持ちの方は多いですよね。
夏は冷房で、冬は寒さで。冷え性は近年深刻な問題になっています。
冷えた体を温めるのに効果的な食品といえば、
生姜を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
生姜は効果的な摂り方をすることで、
体を芯から温めてくれる素敵なパワーを持っているのです。
今回は冷え性での生姜の効果についてや、
乾燥生姜をおすすめする理由、
生姜をおいしく摂取ためのレシピもご紹介します♪
目次:知りたい箇所へジャンプできます。
冷え性での生姜の効果について
生姜は、世界中で料理に使われるとてもポピュラーな食品です。
生姜に含まれる
ビタミンB1、B2、ビタミンC、鉄分、カロチン、カリウム、カルシウム
は冷え性や風邪の初期症状に良いとされています。
ですが、実は生姜の約90パーセントは水分でできているのです!
薬味などに使われ、一度に摂取する量も少ないことから、
栄養価が優れた食品とは言えないようですね^^;
そんな生姜ですが、生姜独自の成分が含まれています。
「ジンゲロール」「ジンゲロン」「ショウガオール」
この成分のことを、生姜3大成分と言います。
生姜の辛み成分である「ジンゲロール」は、
血管を広げて血の巡りを良くしてくれる成分です。
他にも殺菌作用や免疫力を高める効果、
食欲不振や風邪のひきはじめに良いと言われています。
ジンゲロールを加熱や乾燥させることで、
「ジンゲロン」「ショウガオール」に成分が変化します。
ジンゲロンには強力な発汗作用や血行の促進効果が、
ショウガオールには血流を高め深部の熱を作り出す効果があります。
そのため、生姜は血流を良くし体内から温めてくれるので、
冷え性に効果的だと言われているんですね!
生姜の一日の摂取量は10を目安にすると良いです。
スライスなら6枚、すりおろしなら小さじ1杯、
粉末状の乾燥生姜なら小さじ2杯ほどになります。
一度に大量に摂取すると刺激が強すぎて胃に負担がかかるので、
10gを毎日食べるように心がけるとよいですね♪
冷え性に生姜は乾燥させたものを
さて、先ほどご紹介した
「ジンゲロール」「ジンゲロン」「ショウガオール」ですが、
そのすべての成分が冷え性に効果的!というわけではないのです。
生の生姜に含まれるジンゲロールは、
風邪のひきはじめに効果的であるとご説明しましたよね。
これって実は、体温を下げる働きがあるからなんです。
生の生姜を食べると辛み成分で体が温まったように感じますが、
その効果は一時的ですぐに体温が下がってしまうんですね。
なので間違った食べ方を続けていると冷え性がひどくなることも…。
そこで、ジンゲロールを加熱や乾燥させて
ジンゲロンやショウガオールに成分を変化させるのがおすすめです。
それによって体温を下げる働きが無くなって、
血流を良くし、体の芯から温まる効果がとても増えるのです!
加熱の場合、
100度を超えると成分が破壊してしまうので加減が難しいです。
でも生姜を乾燥させるのはとても簡単で失敗が少ないですので、
私は乾燥しょうがをおすすめします♪
乾燥生姜の作り方
皮ごと1mm~2mmにスライスした生姜を、
重ならないようにザルに並べて天日干しします。
1~2日ほどで乾燥したら出来上がりです♪
これをミキサーにかければ使いやすい粉末状の乾燥生姜に。
冷え性に良い生姜レシピをご紹介
粉末の乾燥生姜を使ったドリンクレシピもご紹介します^^
乾燥生姜はちみつ湯
乾燥生姜の粉末 小さじ1
はちみつ 大さじ1
温かいお湯 150ml
粉末生姜とはちみつをカップに入れてお湯を注ぎ混ぜるだけ♪
お好みでレモン汁を加えても。
乾燥生姜のジンジャーココア
乾燥生姜の粉末 小さじ1
ココア 大さじ2
温めた牛乳 150ml
ココアと乾燥生姜を入れたカップに温めた牛乳を注ぎ
よく混ぜれば完成です。
ココアには体温を保持する効果があるんだとか。
お互いの相乗効果でより一層温まりますね♪
粉末状の乾燥生姜は使いやすくとてもおすすめです。
作るのが面倒な場合は乾燥生姜パウダーが販売していますので
そちらで試してみるのも良いかもしれませんね♪
まとめ
生姜パワーはやっぱり冷え性にとても効果的ですね。
生姜を食べるときは生ではもったいないですので、
加熱や乾燥でしょうがの力を最大限に引き出しましょう!