40代に入ると市役所からの検診の通知やテレビのニュースで、「がん」という言葉が気になり出す頃だと思います。実際日本においては、1981年から「がん」による死亡者数は1位となっており、2010年の統計では全死亡者数のうち、約1/3は「がん」です。
がんによる死亡原因が多くなった理由は、平均寿命が伸びたことや医療技術により他の病気が治りやすくなった事といろいろ要因ありますが、原因の1つに食品に含まれる発がん性物質も挙げられています。普通のご家庭で発がん性のある物を知り役に立ててほしいと思います。
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■ポテトチップス、トースト、コーヒー、ほうじ茶、麦茶
炭水化物を油で揚げた時に120℃以上の高温になると、「アクリルアミド」という発がん性物質が発生します。高温で焙煎するコーヒー豆、ほうじ茶、麦茶にも含まれています。
■ソーセージ、ハムなど加工肉
原材料「亜硝酸ナトリウム」は、発色剤として使われており、肉に含まれているアミンと反応すると、ニトロソアシンという発がん性物質に変わります。
■ひじき
有毒性の無機ヒ素を多く含まれており、長期的に摂るとガンを発症するとされています。農林水産省の調査でひじきを重さの20倍に薄めた20℃の水に30分ひたすと、総ヒ素の50%以上が溶けることがわかったので、ひじきを使用する時は水にひたして、その水は使用しない事である程度発がん性の摂取を防げます。
■味の素、ほんだし
調味料(アミノ酸等)と表示されているものの中に、加熱により発がん性物質に変化をするグルタミン酸ナトリウムが入っています。このグルタミン酸ナトリウムは過剰に摂取しても味覚の濃さがわからない為、使用量を調整する事が難しいものです。
■海外から輸入されているオレンジやグレープフルーツなど
カビの発生や腐敗を防ぐための農薬OPPは発がん性があります。日本ではすでに使用を禁止されていますが、海外では認められている為、皮ごと食べたり皮をマーマーレードに調理するのはやめましょう。
■合成着色料
赤色○号、青色○号など記載されている合成着色料の中には、タール色素が含まれているものがあります。タール色素は自然界にない化学合成物質で発がん性があります。紅ショウガやお菓子、飴、アイスなど多種にわたり、使用されています。
おわりに
これらの食材を全く使わないのは難しいですが、わかる事で摂取することを減らす事はできます。ご自身のご家庭で使うのを控えるだけでなく、遠方におられる親御さんにも教えてあげてくださいね。きっと、親御さんもお子さんとの会話でさらに健康になりますしね。